~こんな事してるよ こんな事したよ~ #9. 製品生技性検討生産設計(製品DR) / 家電関連部品(成形機140ton)
2024年3月11日
◎家電関連部品にて、製品生技性検討生産設計(製品DR)を行った一部です。
■円ボス部が側壁と接触し、壁との隙間がゼロとなっていた。
金型が鋭角でのシャープエッジの刃先となり、量産成形を進めて行くにつれ、
刃先部が欠けたり、破損したりして型つぶれや製品に余肉が付き、製品機能上、
不具合を発生させる懸念がある。
円ボスと側壁との間にある程度の隙間を設けるか、あるいは鋭角シャープエッジ先端部に
大きくラウンドを付け、型強度をUPさせる様要望し、製品DATAを修正変更し最適化させ、
製品品質UPや型トラブル等を回避出来る様、改善を図っています。
初期の段階で製品形状の変更作り込みを行えば、型設計スタートしてからの
製品形状の変更や型設計等の出戻り、また型の形状部の追加工を回避する事が出来、
またそのままの製品形状にて型製作し、型完成後の成形TRYにて上記懸念事項が発生した
場合を想定すると、その後の型改造&型修正対応を事前に回避させる事が出来、
結果、追加費用削減、懸念されるトラブル回避の効果が期待出来ます。
従って、型設計・製作・組立調整性、成形性、トラブル回避、製品品質、・・・等において、
スムーズな良い効果をもたらす事に繋がります。