~射出成形プラスチック金型における心得~ #18. CAE流動解析は事前実施にて効果UP
2024年6月17日
◎CAE流動解析を事前に実施する事で、やはり良い効果が出ます。
プラ型にて型設計製作前に事前に、
CAE流動解析を実施して色々と検討した場合と、CAE流動解析を実施しなかった場合とでは、やはり金型の出来栄えや成形性、品質(金型&製品)等にて差が出て来ます。
どちらの場合も事前に生技性検討生産設計(製品DR)を実施し、懸念事項等を払拭させていたとしても、CAE流動解析結果にての検討部分の所で色々と差がはっきりと出て来る。
これらCAE流動解析結果にての検討での差の部分を、製品設計や次工程の型設計、製作等の工程部へ盛り込み反映するか否かで、上述の様、金型の出来栄えや成形性、品質(金型&製品)等にて大きな差が出て来ます。
CAE流動解析はやはり実施した方が良い。
以前は、設計でも成形でも職人と言われる熟練された玄人達の考え、経験、ノウハウ等にてこれら部分を補ってきたが、更に技術進化したシミュレーションが存在する現在、この様なツール(CAE)を利用する事はやはり大いに効果的であると思います。
考え、経験、ノウハウ等で導き出される内容以外に、細部における懸念内容がシミュレーションの計算にてOUTPUTされる事も多々ある。
近年、型設計製作前に事前に、CAE流動解析を実施する部門や会社が増えつつある。
これら部門や会社の金型は、出来栄えや成形性、品質(金型&製品)等がやはり他よりも優れている。
CAE流動解析を事前に実施する事で、やはり良い効果が出ます。