～こんな事してるよ　こんな事したよ～ ＃１３．製品生技性検討生産設計(製品DR) / 家電関連部品(成形機280ton)

2024年9月16日

◎家電関連部品にて、製品生技性検討生産設計(製品DR)を行った一部です。

■意匠製品シボ面の範囲による型PL LINE位置の設定検討
(外スライド抜きとCAVI抜きとの型PL LINE)

○赤色面部に意匠製品シボが入る為、R END LINEを外スライド/CAVIとの型PL LINEにする事が出来ない。

○PL面がかじってきた場合、PLカジリやバリ発生等で溶接する場合等、製品シボ面に影響してくる。

本来は意匠品の為、型PL LINEが製品面に出てもわかり難い様に、R END部を型PL LINEにしたい。
しかし製品形状、またシボ範囲を変更出来ないとの事である為、もしPL面がかじってきた場合、
PLカジリやバリ発生等で溶接が必要になる場合、製品シボ面に影響が出てしまう。
その為、影響の出ないOffset Curve Line(約3mm)部にて型PL LINEを設定検討。
一応、意匠面になる為、型PL LINE部が表面に出てしまう為、客先容認を得て、
またミガキにて型PL LINEが極力見え難くなる様、最新の注意を払う事で型設計・製作をスタート。

この様に、製品意匠性や成形での不具合発生時の対応時、また不具合対処時の状況までを
事前に考え検討し型設計・製作をする事で、その後の金型＆製品品質を確保させる事が出来る。