~こんな事してるよ こんな事したよ~ #17.製品生技性検討生産設計(製品DR) / 家電関連部品(成形機280ton)
2024年10月28日
◎家電関連部品にて、製品生技性検討生産設計(製品DR)を行った一部です。
■製品形状部の全幅傾斜スライドによる、予測される懸念成形不良、傾斜スライド構造仕様による製品部不具合等の改善要求指示を事前に実施。
○傾斜スライドが製品部側壁まで囲う全幅スライドの為、製品収縮で側壁部がスライドに張り付き、製品離形性に問題が発生する可能性大。
製品離形時、製品収縮抵抗により製品ズレ、製品スレ、白化、製品カジリ等が懸念される。
○製品形状部の全幅傾斜スライドとした場合、下記矢印緑色部のラウンドを抹消し、エッジにする必要がある。
製品両サイドとも。
○製品形状部の全幅傾斜スライドとした場合、スライドサイズ的に下記矢印指摘部のU字カット形状部が傾斜スライドに干渉する。
従って、U字カット形状部を、更に下図右方向へ移動させたい。
従って、上記の様、傾斜スライド構造仕様による予測される懸念成形不良や製品部不具合等の改善要求指示を行い、また懸念される製品離形性に問題が出ない様、離形し易い製品抜き勾配付等の指示も実施。
この様に、金型構造機構による成形&型不具合&製品形状変更改善等を、事前に推測&考慮検討し、製品設計、また型設計・製作をする事で、その後の金型&製品品質を確保させる事が出来る。