~こんな事してるよ こんな事したよ~ #23.製品生技性検討生産設計(製品DR) / 家電関連部品(成形機220ton)

2025年1月27日

◎家電関連部品にて、製品生技性検討生産設計(製品DR)を行った一部です。

■傾斜スライドの幅厚み&強度を懸念、また考慮した製品形状の変更要望。

○現製品形状でのアンダーカット部形状では、傾斜スライドが斜め方向での移動抜方向となり、傾斜スライドの幅厚みが細くなり、破損し易くなり型強度不足の懸念がある。

現製品形状でのアンダーカット部形状にて、傾斜スライド自体は設定&形成可能であり、実際に金型を設計製作する事も可能である。
しかし、傾斜スライドが斜め方向での移動抜方向となり、傾斜スライドの幅厚みが細くなり、金型を設計製作し、その後量産成形したとしても、何れは型強度不足にて破損すると思われる。
金型としてスライド機構作動も出来ず、また成形自体も出来ない事より、何れ製品形状変更や型改造を行う事となり、無駄なコスト&時間を浪費し開発工程自体にも影響を与える事となる。

その為、製品形状自体を変更し、またアンダーカット部の抜き方向を側壁部とほぼ並行になる様に変更し、またアンダーカット部自体の形状も変更し、傾斜スライドの幅厚み&型強度を確保した。

この様に、型破損&型強度、金型機構作動、量産成形等を考慮、検討し、製品設計、また型設計・製作をする事で、その後の金型&製品品質を確保させる事が出来る。